不透明でやけに鮮明なシートのおくに
あの人が見えた
朦朧としていて夢をみていた

何度も恋をした記憶はあったけど
うまくはいかなかった
今もそれは変わりはしないけど

何年も経ってやっとわかった

あんなに想った人はいないよ
泣いたことしかおぼえてないけど

そうそう出会えるわけない
もう少しもう少しと延ばしながら
嫌いって想ったまま
手を離す勇気を先に出したのは
あたしだったけど
間違ってないけど
今もとても思い出して

何度目かの恋だったのかもおぼえてないけど
あの時だけずっとはつ恋だった
はじめての想いを繋げたい人だった
目覚めたあともシートがあって
朦朧としたあの人が向こうにいる

そっかもう出会ってたんだ
そうそうそんな出会いあるわけない
はつ　はつ　こい