ポエム
[TOP]
赤いバス
ぼんやり自転車に乗り
さきいかを食べていた
泣きながら

バスに乗りたいの
真っ赤なボディに深緑のライン
バスに乗りたいの
貴方をいつか忘れることができる?

こうやっていつか
普通に何もなく…
1日を過ごしてしまうでしょう?

ありがとうってたやすく言えたなら
気持ちなんて散らばったりしないよ
乱れたりしないよ
…たやすく イエタナラ  笑えた

霞んでいくとき
あの赤いバスは鮮明に
右折して走り去る

まだ乗ってる貴方を探して飛び乗るのか
乗らない貴方を見過ごすのか
赤いバスを分岐点にした
21/03/26 20:18更新 / あおる



談話室



TOP | 感想 | メール登録


まろやか投稿小説ぐれーと Ver2.35c