彼の名はメイ
彼の名はメイ。
心優しい小型犬だ。
1日の半分は、寝ている。
私が、涙を流していると、
クンクン匂いをかいで、
心配そうに寄って来る。
怪我をして、血が出た時も、
クンクン匂いをかいで、
近くまで、寄って来てくれる。
泣き真似をすると、
隣の部屋の隙間から、
こちらを見に来る。
そして、常日頃、大きな溜息をつく。
夜になって、大きなガラス窓に、
吠えたり、目で追ってよけたり、
飛び掛かりそうになったりしている。
彼には、夜、大きなガラス窓に映った
家の中が、もう1つの世界になっている。
心優しい小型犬だ。
1日の半分は、寝ている。
私が、涙を流していると、
クンクン匂いをかいで、
心配そうに寄って来る。
怪我をして、血が出た時も、
クンクン匂いをかいで、
近くまで、寄って来てくれる。
泣き真似をすると、
隣の部屋の隙間から、
こちらを見に来る。
そして、常日頃、大きな溜息をつく。
夜になって、大きなガラス窓に、
吠えたり、目で追ってよけたり、
飛び掛かりそうになったりしている。
彼には、夜、大きなガラス窓に映った
家の中が、もう1つの世界になっている。