昼下がりの酒
昼間から酒を飲む
酒が好きなわけじゃなく
この場から動けなくして
意味もなく雑踏の街
運転できなくするため
誰といて 何をしても
きっとつまらない
独りを楽しむなんて
もっと苦痛でしかない
なにか旨いもの作って
酒の肴にしようか
愛について語る人
恋について話せる相手
世の中に誰もない
ありがたがって聞くほどの
説法も今はない
日がな一日 ベッドの上で
手の届く範囲で事足りる
パソコン 携帯 ギター 酒 つまみ
日曜日の昼下がり
何もないことが 何よりらしい
退屈よりも危険を選んで
過ごした季節も あるにはあった
けれど一人も 救えなかったなあ…
もう何も しない方がいいらしい