初冬の空に

鮮やかに咲く　夕焼けの赤

何故か久しぶりに見る気がして

しばし見とれてしまった

人の心はゲンキンなもの

あの頃　毎日眺めた西の空

淋しさの裏返しのように

自然の移り変わりを

自分の心と　リンクしていた

ちっぽけな人間一人の思いなど

ふんっと　笑い飛ばすかのように

今日の夕焼けは　美しくて

小さなことに　かか患っては

右往左往する　自分が情けなくなる


人生の黄昏　迎える心

まだまだ　修業が足りないようです