ポエム
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ひと足早く

ヒグラシから

コオロギの羽音に


夕暮れの庭には

秋の足音が近づいて


もの悲しさに

夏の名残の汗が滲みます


去年の夏も そして秋も

知らぬ間に通り過ぎ


玄関先の花壇では

背丈の長いビオラやパンジー

最後の花がしおれてく


季節の変わり目は

子どもの頃の方が

新鮮だった気がする


それは自然に囲まれ

自然と生きてきた

遠い昔の 憧れにも似た


心の原風景 だから、かな






25/08/29 15:03更新 / 絵夢

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