心電図
ベッドの背もたれに
寄りかかって動かない
網戸越しのいつもの風景
駒ケ岳がまだまだ雪を着こんでる
薄いグレーがかった空
あれは鳶かな くるくる回ってる
人生が心電図のように現わせたなら
今の私はずっとグラフの下の方
ほとんど動かない針のように
小さくカタカタ 揺れているだけ
安定してるのか か弱い生命力なのか…
あっ 鳶とカラスがケンカを始めた
どんな世界も争いごとは尽きないようだ
さてと そろそろ支度しなくちゃ
出かける前に コーヒー飲みたいな
何事もないこの日々を
幸せと呼ぶべきなんだろう…