ワンシーン
南向きの窓 半分開けて
網戸越しに 4月の爽やかな風
雨上がりの街が 眩しく広がる
出かけるまでの時間
思うことは いつも変わらない
今日が無事 過ごせますように
愛する者が 笑顔でいられますように
二階から見下ろす花壇に
気の早いちょうちょがひらひらと
のどかな日々が ここにはある
心はひとりで 寂しくもあり
巡り会った魂を 持て余してた
そんな季節を 幾つ噛みしめ 見送っただろう
ドアの向こうで メイが啼いている
お散歩の催促だろう
抱っこでしか 外には出たがらない変な猫
お前のおかげで どれだけ救われただろう
気まぐれなご主人様で 申し訳ない
お前の好きな やわらかな草たち
沢山採りに 行こうか 散歩のついでに
食べ過ぎて ゲェしないでおくれよ(笑)
もうすぐ僕の好きな タケノコが届く
今年の出来は どうだろう
タケノコご飯に タケノコの煮物
おいしい、おいしいって ふたりで食べた
昔のワンシーン ふと 浮かびました