今日はたくさん花を植えて

花壇を作り直した

私の春が始まります


作業を終えた夕暮れ

あの頃見慣れた景色が蘇る


そうでした

デスクの前のアイビーの鉢

玄関のガラスドアの向こうに花壇

国道挟んだ向かいの花屋さん


屋根の向こうに

橙色の空が広がる

いつも見上げてたあの風景が

一瞬の風のように

頭の中を吹き抜けていった


いつもここからでした

全ての始まりは　そして想いは

この景色から始まり

流転しては終わりを迎える


人生の彩　この手で飾って

自分の意志で流れてきたはず


もう一度胸に刻み込んだら

次のシーンに向かって歩いて行こう


まだ　負けやしない

見上げた空に　誓い直して