希望
畜生!
朝靄の中を
自転車で走り抜ける
力いっぱい走り抜ける
遠雷の音
朝靄はどこまでも続く
僕は朝靄の先を目指して力いっぱい漕ぐ
眼の前で何か光った
僕は思わず目を閉じる
目を開けた
ピンクの空
大きな大きな月
月の光が
真っ赤な海に反射して
海面が静かにこちらを向いて微笑んでいた
地球最後の日、もう何処にも行く場所がなかった。
朝靄の中を
自転車で走り抜ける
力いっぱい走り抜ける
遠雷の音
朝靄はどこまでも続く
僕は朝靄の先を目指して力いっぱい漕ぐ
眼の前で何か光った
僕は思わず目を閉じる
目を開けた
ピンクの空
大きな大きな月
月の光が
真っ赤な海に反射して
海面が静かにこちらを向いて微笑んでいた
地球最後の日、もう何処にも行く場所がなかった。