ポエム
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希望
畜生!

朝靄の中を
自転車で走り抜ける
力いっぱい走り抜ける

遠雷の音

朝靄はどこまでも続く
僕は朝靄の先を目指して力いっぱい漕ぐ

眼の前で何か光った
僕は思わず目を閉じる


目を開けた

ピンクの空
大きな大きな月

月の光が
真っ赤な海に反射して
海面が静かにこちらを向いて微笑んでいた

地球最後の日、もう何処にも行く場所がなかった。
19/09/18 00:07更新 / 礼斗



談話室



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