ポエム
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非常口
雨上りの色彩な景色を眺めてた
濡れたアスファルトに映るのは自分自身
苦しい日々に 終止符を 唄う夜

暗い屋上に 微かに灯りを 緑の非常口
僕は生きてる 最後には 夢へ歩いてる
時が来るまで 独りで歩き続けた
残した物は 靴と傘

非常口は 孤立と孤独を交叉した出口
手応歌はあったのだろうか
その出口を出たら 思う世界は訪れない

暗い屋上に 微かに灯りを 緑の非常口
僕は生きてる 閉ざしている日々で
時が来るまで 独りで歩き続けた

さようなら 非常口の扉
手を離して 進みゆく
ひび割れた アスファルト
24/12/28 01:03更新 / 辻田仁志



談話室

■作者メッセージ
朱紅のサーカス小屋に続き、不安や希望の精神世界を描いた、第二弾です。

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