ポエム
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夢を愛した者へ
壁一面に広がる 褪せた過去の残骸
立ち止まったままで 描いた落書きを見つめた
あの日の僕は何を 諦めたのだろうか
静かに問う 何かを忘れていないか?

冷たい声が囁く 「もう楽になろう」と
全ての痛みから 解放される時間
でも、そんな結末は 許されないだろう
だって、死んだらダサいと思うよ?

さようなら 愛している 僕の夢物語
終わらせはしない 決意の涙を拭う
だからもう さようならなんて言うなよ
この命を燃やし尽くす その時まで
錆びついた扉を蹴破って こんな部屋から抜け出そうよ
君と僕の 始まりの場所へ

ICUの冷たさが 残る身体だけど
確かに感じる 生きているという熱
僕が望む世界は 誰にも作れない
この手で描く 最後のキャンバス

過去の栄光なんて 意味のないものさ
求めるのは いつも 遥か先の光
君がくれた愛は 傷だらけのタトゥー
僕を支える 唯一の鎮魂歌

さようなら 愛している 僕の夢物語
終わらせはしない 決意の涙を拭う
だからもう さようならなんて言うなよ
この命を燃やし尽くす その時まで
錆びついた扉を蹴破って こんな部屋から抜け出そうよ
君と僕の 始まりの場所へ

愛していると 呟く 過去の僕に
もう振り返らない ありがとう

さようなら 愛している 僕の夢物語
終わらせはしない 決意の涙を拭う
だからもう さようならなんて言うなよ
この命を燃やし尽くす その時まで
錆びついた扉を蹴破って こんな部屋から抜け出そうよ
君と僕の 始まりの場所へ
25/12/17 07:49更新 / 仁志

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