ポエム
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微熱な放課後ラプソディ
放課後のチャイムが 響けば合図
二人だけの いつものカフェへと急ぐ
ガラスの向こう 待ち合わせの君
微笑みあって もうそれだけで満たされる

私は迷わず ココアを注文
君はいつもの カプチーノでいいかな?
隣のテーブルの メロンソーダの泡
弾ける音さえも 今は愛しいメロディ

ねぇ、手を繋いで 帰り道みたいに
この甘い時間が 永遠に続けばいいのに
オレンジジュースみたいに 弾けるトキメキ
この微熱な放課後を ずっと忘れない

他愛ない話で 笑い転げた
少しだけ未来を 想像してみたり
ソーサーに残る 砂糖の粒みたいに
小さな幸せを 確かめ合う二人

「もう一杯どう?」って 聞いてみたけど
君の時計は もう帰る時間を指してる
だけどね、この温かい夜の記憶が
明日の寂しさを 埋めてくれるから

ねぇ、手を繋いで 帰り道みたいに
この甘い時間が 永遠に続けばいいのに
オレンジジュースみたいに 弾けるトキメキ
この微熱な放課後を ずっと忘れない

特別な場所じゃなくていい いつものカフェで
いつもの君と いつもの笑顔があれば
それだけで私 強くなれるんだ
また明日もね ここで会おう

ねぇ、手を繋いで 帰り道みたいに
この甘い時間が 永遠に続けばいいのに
オレンジジュースみたいに 弾けるトキメキ
この微熱な放課後を ずっと忘れない

カプチーノの泡が、消えてゆく...
「また、明日ね」
微笑みあって...
25/11/11 11:18更新 / 仁志

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