ポエム
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退廃的浪漫主義者
黒いジャージが 軋む朝
昨日のパチンコ台に 夢の残骸
虚ろな瞳で 釘を見る
当たるはずのない 明日を求めて

「馬鹿な」と嗤う 声が聞こえる
ああ、そうだ 僕は退廃的浪漫主義者
人生のルールなんて 興味はない
この憂鬱だけが 唯一の真実

ロックを犠牲にしないで なんて
誰かが叫んでる 汚い言葉で
この心臓は とうに死んでる
だから好き放題に 生きるだけ
夜の町中華 油に沈む
吐き出した言葉を また飲み込む

安物の酒が 喉を焼いて
蛍光灯の光が 目を灼く
誰かの夢を 嘔吐する
醜い僕の 美しい時間

ロックを犠牲にしないで なんて
誰かが叫んでる 汚い言葉で
この心臓は とうに死んでる
だから好き放題に 生きるだけ
夜の町中華 油に沈む
吐き出した言葉を また飲み込む

風に吹かれ 煙草を燻らせ
この人生の 終わりのページ
見つけるまで 僕は笑う
君が見てる その場所で
25/09/12 08:10更新 / 仁志

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