あの頃は
行って帰ってくるだけの日々
周りを見てるようで見てない
失礼極まりない頃でした

あの頃は
何が好きで
何が嫌いで
自分には軸がある
そう思い込んでいる頃でした

あの頃は
誰かの顔を伺い
誰かの言う通りに生きようと
自分を殺している頃でした

今思えば、私のやりたかったことは
言葉を学ぶことだった
物語を紡ぐことだった

そう思う今日この頃です
気づけて良かったと思います
やはり私は言葉が好きなのです

■作者メッセージ
自傷の現場を目の当たりにする中学時代、穏やかに自分を殺していた高校時代、嫌でも自分と向き合って壊れて生まれ直した大学時代、社会人ですが私はちっとも成長できた気がしません
なんなら退化しているとも言うべきです
やっと自分がなんなのかわかり始めてきました
こんな大人にならないようにしましょう