隣に
夜も深い頃
お前はやってくる
音もなく掻き分けて
湿る鼻先を押し付けて
僕の腕を踏み慣らす
丸く丸くなって
満足気に太い息を吐いた
秒針の音だけの部屋に
笑い声が漏れてしまう
少し早い鼓動と
小さな温かさを
愛しさで包んで
瞼を閉じた
明くる朝
隣にはいないけど
僕はとても満ち足りている
お前はやってくる
音もなく掻き分けて
湿る鼻先を押し付けて
僕の腕を踏み慣らす
丸く丸くなって
満足気に太い息を吐いた
秒針の音だけの部屋に
笑い声が漏れてしまう
少し早い鼓動と
小さな温かさを
愛しさで包んで
瞼を閉じた
明くる朝
隣にはいないけど
僕はとても満ち足りている