ポエム
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流れた星
いつものように
過ごしているはずだった
もう、その「いつも」が繰り返されることは
なくなった

「いつか」なんて
突然、あっけなく、あっさり
何の覚悟もしてないうちに
消えてしまう

君は生きていた
私は生きている

この距離の
なんて遠いことだろう
一億光年がこんなにも近いとは

君は生きてきた
たしかに生きてきた
私の知らないところで
君も知らないうちに
精一杯力強く生きてきた
一瞬を全力で走り抜けた優しい星よ

ずっと
ずっと
生きていたんだ
それは誰も何も侵すことはできない
君だけの澄みきった誇りだ
消えることのない美しい輝きだ

忘れない
三度の願いが届かずとも
祈りの形はたしかにあったのだから
忘れない
生きてきた君を
生きていた君を
生き抜いた君を
忘れない
22/04/23 08:47更新 / ころりな



談話室



■作者メッセージ
突然の同級生の訃報
ショックで駅で大泣きしてました

この訃報を聞いて、彼が生きていたことを実感するなんて皮肉なものです

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