風船と穴
ヘリウムガス入りの風船が
手から離れて
飛んで行ったら
悲しみが涙腺に引火
「また買ってやるから」
という優しさに
「違う!あの風船じゃなきゃイヤ!」
と駄々を捏ねくりまわす
もうあの風船は
戻って来ない
手を離した自分を責め
ぽっかり穴があく
「また良い人に出逢えるから」
という優しさに
全く優しさを感じられない
と駄々を捏ねくりまわす
「違う!あいつじゃなきゃイヤ!」
なんだもん
手から離れて
飛んで行ったら
悲しみが涙腺に引火
「また買ってやるから」
という優しさに
「違う!あの風船じゃなきゃイヤ!」
と駄々を捏ねくりまわす
もうあの風船は
戻って来ない
手を離した自分を責め
ぽっかり穴があく
「また良い人に出逢えるから」
という優しさに
全く優しさを感じられない
と駄々を捏ねくりまわす
「違う!あいつじゃなきゃイヤ!」
なんだもん