席が盛り上がり
自然と酔いもマシマシ
掌で井の中で
転がされて引っ繰りカエル

客観を演じて
角度を斜めに
俯瞰しても
ノットバッドアットオール

引き出しに入れた
賛美の切り抜き
それを千切り絵にして
空想の虚像を描く

足が生えても
外は敵だらけ
跳ねても
草の丈を越えられない

越えてみれば
わかる景色もあるだろうが
一歩が出ない

また巣に帰って
同じ穴の狢で
酔うために
席を設ける