あたしじゃなくていい

いつのまにか大人になっていてほしい

わからなくなることがよくあって

いちばん嫌いなのはあれなんだって

けっこう信頼している人からいわれて

ああ、やっぱりやめようって思ったんだ




新しいことをいっぱいやってみる

自分的にはそうだったんだけど

みんなが嬉しそうだから、やめとく

そんなこと言わなくていいし

もしいわれても期待なんかしない

いなくたって　どうせ

存在はどこかで思い出せる




やっぱりそうですよね

あんまりそれっぽい発言もあれだし

明らかに　ごめんなさい　だった

ちっぽけなキラキラがすこし入ってて

ひどく僕を安心させた

こう、独特な空気感が

ひどくきもち悪くさせるような気持ちがして

有り余ってんならもらいましょうか？

なんて口に出していうとこだった




つくづく損な奴だと思う

いきなり抑揚のない声でしゃべり出すし

さもそれなりの理由があるように聞かせるし

だんだん右寄りになっていく文章がすこし気になったけど

見逃すようなつもりで

結局なんにもいわなかった






ふてくされた顔の中に

微かにほほえみが受け取れて

迷わず苦笑

君まで、って軽い絶望の域

だれもうろたえる気がないのなら

（　ていうか、わからないんだろうけど　）

一生このままでいよう か　な