ポエム
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北の街までの道のり
ランドセルに教科書を吐かせて
これから生きていくための
お菓子とお年玉を詰めこむ
方位磁石を握ってお母さんには嘘をつく

雑草だらけの階段を駆け上がったら
しょうもないこの街とはおさらばだ

おしりを叩くランドセルは
前へ前へとあたしの体を押し出す

行けるところまで
体力が尽きるまで

北へ
北へ向かって走れば
北海道に着くのかな

北海道はとっても広くて
牛がたくさんいるらしい
きっと学校なんかなくて
いじめっ子もばかな大人もいない
上から目線のビルもない
うるさいバイクも走らない
あたしのための街がある
20/07/02 01:02更新 / ともろう



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