爆破
壊したいものが一つだけあって
跡形もなく消してしまいたくて
何度も何度も爆弾放り投げて
それなのにまた僕の手元には
『ソレ』がある
存在する言葉で言うならば
劣情とでも言うべき『ソレ』は
僕が何度ぶっ壊しても
何百、何千回と木っ端微塵にしても
当たり前のようにまた此処にある
いっそのことと諦めて
貴方へ『ソレ』を見せてみた
私もだと言って貴方が出した
『ソレ』は僕と同じもので
その時僕は今までに見舞われたことのない
爆風を感じた
なるほど
『ソレ』も爆弾なのであった
それもどんな爆弾より強い爆弾だ
二人が同じ劣情を抱いたとき
存在する言葉では『ソレ』の名を愛と言った
跡形もなく消してしまいたくて
何度も何度も爆弾放り投げて
それなのにまた僕の手元には
『ソレ』がある
存在する言葉で言うならば
劣情とでも言うべき『ソレ』は
僕が何度ぶっ壊しても
何百、何千回と木っ端微塵にしても
当たり前のようにまた此処にある
いっそのことと諦めて
貴方へ『ソレ』を見せてみた
私もだと言って貴方が出した
『ソレ』は僕と同じもので
その時僕は今までに見舞われたことのない
爆風を感じた
なるほど
『ソレ』も爆弾なのであった
それもどんな爆弾より強い爆弾だ
二人が同じ劣情を抱いたとき
存在する言葉では『ソレ』の名を愛と言った