ポエム
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百日紅
ある晴れた夏の日に
とても美しい夢を見た

とても美しい夢なのに
何故だがとても悲しくて

愛嬌を振りまくように咲き誇る目の前の花は
可愛くて話し上手だった君にそっくりで

ただ美しい桃色を誇らしげに広げるさまが
褒められて図に乗った君にそっくりで


そっくりで、悲しくなった

謝罪の言葉さえ僕はもう伝えられないのに



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随分と懐かしい夢を見た気がして
涙で滲んだ目を開けた


目の前に、少し心配そうな君がいた

君の前には、
何百年も昔に『百日後にまた会おう』
と言った僕がいた


『遅くなってごめん』
やっと口に出来た謝罪の言葉に
君は少し不思議そうな顔をすると、


『特別に許したげるよ』って
楽しそうに笑った
20/04/18 01:47更新 / 星川詩織



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さるすべり

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