曇天
周りには何もなかった
ただ濁った色の雲が
空一面を覆っていた
何故こんなところにいるのだろう
思い出そうにも記憶は曖昧で
頭の中さえ雲に覆われているようだった
ただ、
大切なものさえ忘れてしまったことだけは
すぐに分かった
それだけは思い出したくて
それだけでも思い出したくて
きっと覚えてない人生の中で一番
僕は神と言うものに縋った
『正解だ』と、聞こえた気がした
縋りながら
朧気に感じていた存在の声の神々しさに
思わず声の方を振り仰いだ
曇天の空から、光が一筋漏れていた
その光の下には、
一番大切なものの影が一つ
『どんなに暗い場所でも君を見つけるよ』
遅くなってしまったけれど
何度だって僕は
あの日の約束を果たしに行こう
ただ濁った色の雲が
空一面を覆っていた
何故こんなところにいるのだろう
思い出そうにも記憶は曖昧で
頭の中さえ雲に覆われているようだった
ただ、
大切なものさえ忘れてしまったことだけは
すぐに分かった
それだけは思い出したくて
それだけでも思い出したくて
きっと覚えてない人生の中で一番
僕は神と言うものに縋った
『正解だ』と、聞こえた気がした
縋りながら
朧気に感じていた存在の声の神々しさに
思わず声の方を振り仰いだ
曇天の空から、光が一筋漏れていた
その光の下には、
一番大切なものの影が一つ
『どんなに暗い場所でも君を見つけるよ』
遅くなってしまったけれど
何度だって僕は
あの日の約束を果たしに行こう