鏡
鏡の奥には悪魔がいた
今日も醜く顔を歪ませて
酷く気分を悪くする言葉を吐いている
そいつの言葉に耳は貸さないが
あんなものをガラスに映す
僕はきっと何より醜い
醜い僕は嫌いだと、
僕は僕を消そうとした
悪魔の最後を見てやろうと
鏡の前にロープを吊るした
悪魔が『君は正しい』と言った
初めて僕は悪魔に耳を貸すことになりそうだ
そう思ってたら君が来た
止めないで、という僕に
君は止めないよって、そう言った
『けれど一つだけ思い出して。鏡は反対しか映せないんだよ』
僕は今、この天の邪鬼な悪魔を
昔より愛せていると思う
今日も醜く顔を歪ませて
酷く気分を悪くする言葉を吐いている
そいつの言葉に耳は貸さないが
あんなものをガラスに映す
僕はきっと何より醜い
醜い僕は嫌いだと、
僕は僕を消そうとした
悪魔の最後を見てやろうと
鏡の前にロープを吊るした
悪魔が『君は正しい』と言った
初めて僕は悪魔に耳を貸すことになりそうだ
そう思ってたら君が来た
止めないで、という僕に
君は止めないよって、そう言った
『けれど一つだけ思い出して。鏡は反対しか映せないんだよ』
僕は今、この天の邪鬼な悪魔を
昔より愛せていると思う